外来

どの診療科にかかればよいか分からないときは、受付に総合案内の看護師が待機していますので、症状をお伝えください。適切な診療科をご案内します。

外科を受診してください。マンモグラフィー検査などは女性スタッフが対応しますので、安心して受診できます。

骨や関節、筋肉、神経などにかかる疾患は、整形外科を受診してください。
やけどや切り傷などの外傷や頭部の打撲などは、外科を受診してください。

小児の場合

月曜~木曜日の午前9時~午前11時 事前に予約が必要です。
BCG、2・3種混合、麻疹・風疹混合(※記載以外はお問い合わせください。)

大人の場合

平日の時間内 事前に予約が必要です。
インフルエンザ、HBワクチン(※記載以外はお問い合わせください。)

緩和ケア病棟

入院について

患者さんがご自分の病気をしっかり受け止められた上で、緩和ケア病棟を希望されることが重要となります。

この時期でなければいけないという取り決めはありません。手術や抗がん剤などの治療を行うよりも、苦痛症状を緩和するほうがよい時期であれば入院可能です。

緩和ケア病棟では、患者さんとご家族両方が、緩和ケア病棟の方針や入院目的を理解した上で、入院を希望されることが必要です。患者さんご自身が希望された療養環境で過ごしていただくことが大切なことだと考えます。

原則として、ご家族の意見が一致していることが必要です。これまでの歴史など加味し、交流のある近い親族の方々や主な介護者となる方が、緩和ケア病棟について理解し、希望されることが望ましいと思います。

当院に入院または通院中の方は、担当医師、看護師までお尋ねください。当院以外の医療機関を受診中の方は、当院、緩和ケア病棟師長までご相談またはお電話ください。(緩和ケア病棟入院までの流れをご参照ください。)まず入院のための面談を行い、状況やご希望を伺い、判定会議で判断していきます。

限られた部屋数で、緩和ケアを必要としている、できるだけ多くの方に利用していただくために、症状が安定した方には在宅療養をお勧めしています。退院後の療養生活の相談を受けています。在宅療養が困難な場合には、施設等のご紹介もいたします。

がんに対して積極的な治療の再開をご希望になる場合は、退院基準に沿って対応し、ご希望に沿った形で調整していきます。

緩和ケア病棟入院費は、各種、健康保険が適用されますので、負担額は1~3割となります。高額療養費制度の対象となり、一定額を超えた費用は返金されます。70歳未満の方は限度適応認定証が利用できます。その他、有料個室代は実費となり、入院食事代は別途かかります。
入院にあたって、必要な経費は、診療費(各種健康保険適応)食事代、部屋の種類によって負担していただく差額ベッド代です。各種医療証、高額療養費制度も適応対象となります。

一般の方、一般の患者さんの見学はご遠慮いただいております。緩和ケア病棟へ入院をご希望の方やご家族は、入院相談の面談時の際に病棟をご案内しています。

治療について

緩和ケア病棟では身体や気持ちのつらさを和らげる治療やケア、リハビリテーションなどを行います。がんの進行を抑える積極的な治療(抗がん剤投与など)はいたしません。痛みや倦怠感などの苦痛を和らげる目的として、輸血、胸水や腹水を抜くことも状態に応じて行います。これらの治療を行う際は、ご本人・ご家族と相談しながら進めていきます。

緩和ケア病棟では、補完代替療法などを提供することはありません。しかし、当病棟で提供する治療やケアに支障がないものを、患者さん・ご家族の責任において行っていただくことは可能です。使用前に医師に、ご相談ご確認ください。他の患者さんにご迷惑となるものはお断りすることもあります。又、他の患者さんに薦める行為は禁止いたしております。

点滴に限らず、症状緩和のための治療は、ご本人・ご家族の意向を確認し、御相談しながら進めて行きます。点滴により、むくみ、腹水、胸水等の症状が出現し、痰が増えるなど苦痛が強くなる場合もあります。点滴を行うことのメリット・デメリットを考え実施するかどうか決めてまいります。

抗がん剤治療の終了を検討している時期での入院相談はお受けしています。かかりつけ医とご相談ください。

生活保護受給を理由に入院をお断りすることはありません。但し、生活保護を受けている方の場合、差額ベッド代がかからないお部屋に入院いただくことになります。

認知症だからということで入院をお断りすることはありません。しかし、徘徊、大声をあげる、暴力行為を行うなど、他の患者さんの入院生活に影響を与えると判断される場合、入院をお受けしておりません。

入院生活について

他の病院で診療を受ける場合、どうしても必要と判断される場合は、受診することも可能ですが病棟医と相談してください。

ご家族や主に介護をされる方については、24時間面会可能です。但し、一般の方は当院の面会時間内(平日・土日祝日全て午後1時から午後7時まで)にお願いいたします。又、ペットの面会については、一定の基準に沿って対応しています。なお、患者さんが面会を希望されない場合は、面会をご遠慮いただく場合があります。

決められた日課はありません。起床、就寝、食事の時間は可能な限り患者さんのご希望に添えるようにしております。但し、介助の必要な方の入浴や、散歩は日中にお願いしております。

主治医の許可が必要ですが、飲酒については患者さんのみ、過多にならない程度であれば可能です。喫煙につきましては、防災上禁煙となります。

必ず付き添いをお願いすることはありません。但し、個室ということもあり患者さんが安心して過ごすために希望されれば付き添っていただくことが望ましいと思います。病状が変化した場合などで、こちらから付き添いが必要と判断した場合は相談させていただきます。

病棟専用のキッチンをご利用いただくか、ご持参ください。(病院に隣接しているコンビニがあります。)

患者さんの病状が安定していれば可能です。医師や看護師にご相談ください。

再入院が必要となった場合、緊急入院も含めて入院は可能です。

緩和ケア病棟には宗教的背景はなく、信仰の制限もありません。信仰上のご希望があればご相談ください。他の患者さん・ご家族への布教活動は禁止しております。

薬剤部

薬の正しい飲み方

薬の服用時間には次のようなものがあります。

  • 食後:食後30分以内に服用
  • 食直後:食後すぐに服用
  • 食前:食事30分前に服用
  • 食直前:食事のすぐ前に服用
  • 食間:食後2時間してから服用
  • 起床時:朝起きてすぐに服用
  • 何時間毎:指定された時間毎に服用

頓服(とんぷく)とはある特定の症状が出現した時に服用(使用)するお薬です。
例)痛い時、熱がひどい時、お腹が痛いとき など

次の服用時間まで時間があるときにはすぐに服用しましょう。
次の服用時間が近かったり、すでに服用時間が来てしまった場合には飲み忘れた1回分は服用せず、次の1回分だけ服用してください。

検査科

必ずしも絶食だとは限りません。検査の目的に応じて異なってきますので主治医の指示に従ってください。
食事の影響を受ける項目として、血糖、中性脂肪、尿糖などがあります。また、腹部の超音波検査では絶食が原則です。

心電図検査の時間は短く、その間に症状がでない方もいらっしゃいます。日常生活を送りながら、24時間心電図を記録することができるホルター心電図検査があります。ホルター心電図計は小型軽量で衣服の外からはほとんど目立ちません。

自宅で可能な簡易検査と入院(1泊)して睡眠時の脳波や心電図、血液中の酸素量などを測定する精密検査があります。いびきをかいたり、肥満、高血圧、昼間の眠気や居眠りなどの症状がある方は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いといわれています。

ほとんどの検査は採血後、おおよそ1時間で結果がでます。検査結果は説明後、お渡ししています。詳しくはご確認ください。

放射線科

検査自体が痛みを伴うことはありません。
しかしレントゲンの撮影では様々な方向から検査を行います。そして痛みを伴う部位を検査することも多く、体位を保持することがつらい場合があります。
私たち放射線科では補助具等を使用し、確認しながら、出来る限りつらさを軽減する努力をしますので、我慢せずに伝えていただきたいと思います。

通常の放射線検査1回での放射線被ばくによる健康影響は無視してもよいほど小さいものです。また、われわれの身体は放射線によって受けた細胞への影響を短期間に修復する機能を持っています。
同じ部位の検査を一日で受けた場合も心配することはありませんが、心配がありましたら医師もしくは放射線技師に相談していただくことをお勧めします。
また、妊娠の可能性のある方で放射線検査を受ける方は必ず主治医へお伝えください。

CT検査の場合、予約検査と当日の検査があります。当日の検査の場合は予約の方優先で検査を行いますので、多少お待ちいただく場合があります。
例えば先にCT単純検査でお二人お待ちであれば、30分ほどお待ちいただくイメージです。
レントゲン検査では撮影部位や撮影回数により検査時間が大きく異なりますので、待ち時間に関して一概に申し上げられません。待ち時間の確認は、レントゲン受付でお聞きください。
また検査内容によっては順番が前後する場合があります。その場合は事前にお伝えいたしますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

CT検査の場合、単純撮影で15分程度、造影撮影で30分程度です。
レントゲン検査の場合、様々な撮影の組み合わせがありますので一概には言えませんが、胸のレントゲンの場合5分程度です。整形外科の撮影は撮影枚数により10分から30分程度(10枚以上)かかる場合があります。

CT検査では放射線科医が読影を行い、結果を主治医へお渡ししています。通常1時間から1時間半くらいで結果が出ますが、読影する検査が多い場合や超音波検査が込んでいる場合、遅れることがありますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。